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2016年9月5日月曜日

SAPIXで得たもの

息子は小学1年生から3年生までSAPIXに通っていた。

なぜSAPIXにしたか。
それは私が定期購読している日経ビジネスの特別号にたびたび広告が出ていたから。
その広告を妻が見ていて、小学生になるときには既にSAPIXに入ると決めていたらしい。

今、息子は塾に行かず家庭学習に切り替えたわけだが。
金銭面での問題も大きかったがそれ以外にも色々考えたことがある。
もし金銭面の問題がなかったら、そのままSAPIXに行っていたか?
それでも辞めていたか?

「塾と家庭学習どちらがいいのか」

3年までSAPIXに通って、4年から家庭学習と通信教育に切り替えた我が家。

どちらがいいのか?

塾のいいところはなんだろう?

・先生が教えてくれる。
・中学受験に関する豊富な経験がある。
・周りに目に見える競争相手がいる。
・様々な情報が入る。


では家庭学習のいいところは?

・お金が比較的かからない。
・時間的余裕がある。
・子供にあった勉強ができる。


ついでに通信教育のいいことろは?

・金銭的には塾より安い。
・最新タブレットで動画を含んだ授業がある。
・中学受験に関する経験がある。


こんなとこか?

どっちがいいのかは、多分、子供の状況、性格による。
周りに目に見える競争相手が見えることがモチベーションになる子もいれば、その逆もある。
塾だとわからないことをちゃんと聞けない子もいる。
塾で一クラスにそこそこの人数がいれば教え方が合わない場合、とても不幸なことになる。

だから、いいか悪いかは、子供をよく見て判断しなければいけないと思う。

「なぜ塾をやめたのか」

我が家の場合、金銭面もさることながら時間的なことがおおきい。
家からSAPIXまで車で20分。
四谷大塚なら電車で一駅。最寄り駅まで15分。
どちらにしても、往復1時間程度はかかる。
高学年になればほぼ毎日1時間移動に費やすことになる。
この時間が意外ともったいない。

息子は本人の希望でスポーツ系の習い事を続けている。
多分、この先、中学に行っても続けるだろう。
正直、3年生の時点でSAPIXの授業についていくだけでも精一杯だった。

夏期講習や冬期講習とクラブの合宿が完全にかぶる。
合宿中はほとんど勉強する時間がない。
結果、やることが溜まりに溜まって帰ってきてからガンガンやる。

余りに量が多いので、急いでやる。
焦る。
すると字がどんどん汚くなる。
きれいな字を書いていては終わらない。

だんだんこなすだけになってきて、頭に入っているかどうか怪しくなってくる。
クラスは一向に上がらない。
でも塾の先生はこういう。

「今はわけがわからなくてもいいんです。ちゃんと伸びてますよ。」

これはそうだと思う。
多分、SAPIXは標準を中学受験に合しているために、すべての勉強が6年生の冬に向けてのカリキュラムになっている。
だから小学3年でも、いずれ中学受験で必要になる問題ばかり。
完全に解けなくても、6年になるころには解けるようになる。
そういう構成になっている。

でも、字の汚さと物量に追われ、学校の友達と遊ぶ時間のないことに違和感を感じた。
さらに1時間の移動時間がなんとももったいない。

SAPIXは中学受験に関しては最高クラスにいい塾だと思う。

でも、我が家の目指す教育が、中学受験でなくなったために塾をやめた。
金銭的なこともある、時間的なこともある。
何より、息子には塾は合わない。
頭はよくなっても失ってしまうものも見えてきた。

「SAPIXで得たもの」

ではSAPIXに行って無駄だったか?

そんなことはない。
得たものは大きい。

一番は、勉強する癖がついた。
1年生から毎日1~3時間勉強しないとこなせない量があった。
それを3年間続けた。
そのおかげで、今、勉強する癖がついて、数多くの問題集をこなしている。

もう一つは、本人が感じる焦り。
塾に行かなくなった、でも周りは行っている。
週に2日は遊びに行っていいと言われた。
ぼーっとしていると勉強しない焦りを感じるらしい。

最初から家庭学習しかやっていなかったら、今のように勉強していたかは怪しい。

だから、SAPIXに行っていたことはマイナスにはなっていないと思う。

字の汚さだけは・・・・なかなか治らないけどね。

じゃぁ、今、金銭面の問題がなかったらSAPIXを続けていたか。
多分、続けていただろう。

それが息子にプラスになったか?

多分、スポーツか勉強か、どちらかを選んでいたと思う。
それはきっと、彼の人生にとっては、マイナスだろう。

今のやり方が彼にはあっていると思う。


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2016年9月3日土曜日

お受験からの脱落

「加速するお受験」

息子は現在、小学4年生。
地域差もありますが、小学4年生といえば中学受験に向けて走り出す学年です。
特に関東では小学校の半分以上が受験するという地域もあります。

サピックス、四谷大塚、日能研など夜遅くまで勉強に打ち込む小学生が多くいます。
地域で受験する人がある一定数を超えると、何もしていない親はとても焦ります。

そう、我が家の妻も。

幼稚園から仲の良い友達が四谷大塚で夜10時過ぎまで勉強している。
夏は夏期講習で朝から夕方まで勉強。

妻「○○ちゃんはすっごい勉強してるのよ!」
妻「中学受験するなら4年生から勝負なんだって!」
妻「もう志望校を絞り込んで勉強していくみたいよ!」

私「大変だねぇ。」

「お受験さようなら」

実は、我が家、早々に脱落しました。

小学校1年生から3年生までサピックスに入っていましたが、3年生の冬に辞めました。
妻とはかなり揉めましたが。

私は、別に受験反対ではありません。
例えなんであろうと、小学生のうちから目標をもって努力することはいいことだと思います。
行きたい中学があり、それに向かって努力するなら本人にとってもきっとプラスになります。

じゃぁ、息子は受験したくなかったのか?

いえ、どちらかというと勉強はする方です。
受験もしたいという気持ちもあるようです。

では、なぜ脱落したのか。

「妻よ、冷静になれ!」

単純です。資金の問題です。

妻「貧乏嫌い!」
私「・・・あんた使いすぎや。」

サピックス、3年生でも相当な月謝を払っていました。
そして4年生の月謝を聞いて、即断しました。

私「絶対、無理!辞めさせる!」
妻「ちょっと、何とかならないの?せっかくここまでやったのに。
  勉強できなくなってもいいの?」

家計が破産するわ。
NHKで貧困家庭が話題になってましたね。
決して貧困ではありませんが、裕福でもありません。
普通の家庭でサピックス行って、私立の中学校に入れられません。
ン百万かかります。年間で。

妻「私立の中学行けば塾にいかない。公立だと塾に行くから結局同じよ!」
私「私立中高一貫校で6年間で500~600万。公立6年間で120万。
  差額380-480万。年間63-80万。塾行っても追いつかんわ。」

妻「中学受験すれば、高校受験はいらないのよ。」
私「中学公立なら、高校受験だけだ。」
妻「高校受験すると中学2年間したら次の1年は勉強だけじゃない。
  中学受験してれば5年間も余裕が出るの。」
私「そのために小学校3年間怒涛の如く勉強するのか?」

妻「高校受験するより中学受験のほうが上の学校に行きやすいのよ。」
私「最近の大手企業の入社試験では、中高一貫校、付属校からの推薦入学者は不利になるぞ。」

妻「あんまり変な友達と付き合わなくていいのよ。同じレベルの子が入ってくるんだから。」
私「現実社会はいろんな人がいるぞ。耐性できなくていいの?」
妻「ぬぐぐぐぐぐ。」

「なぜ受験するのか」

私「まぁ、落ち着け。」
妻「がるぅ。」
私「なぜ、受験させたいの?」

いい大学に行かせたい?
いい会社に就職したい?
将来、お金に困らない生活をさせたい?
幸せになって欲しい?

今の時代、何が幸せかはわかりません。
でも、お金がすべてではないにしても、お金がないよりはあった方がいい。
だが、お金を稼ぐには何も一流大学に入る必要はない。
一流企業に入る必要もない。

私「息子には勉強だけじゃなく、生きる力を高めてほしい。」
妻「・・・・そりゃまぁ。」
私「勉強して大手企業に入っても、部署ごと売り飛ばされたり、つぶれたりする時代だ。
  どんなことになってもしっかり生き抜く力をつけるようにしたい。」
妻「で?」
私「そのために受験が必要なら受験すればいい。
  でも俺は受験はマストでないと思う。
  今、小学4年生でしかできないことがあるなら、それを精いっぱいやらせたい。
  小学生の遊びは小学生でしかできない。」
息子「遊んでいいの?いぇーーい。」
私「最低限の勉強はしろ!今、小学校で習っていることは完ぺきに覚えろ!」
息子「・・・・・おけ。了解です。」
妻「じゃぁ、学校の宿題だけ?」

「家庭学習のはじまり」

ほんとは学校の宿題だけで行きたいところだが。
私の住む地域の教育委員会は、まったくだめ!
ダメエピソードは掃いて捨てるほどあるが、それはまた今度。

そして始まったのが、市販の問題集を使った勉強。
塾に行くよりは安いが、親も結構大変。
小学生の勉強は、ある意味中学生よりも難しい。

かくして、親子の家庭学習が始まりました。

息子「あ、でも受験してもいいの?」
私「公立中高一貫校のみ受験可!」
息子「よっしゃー!」

息子のその自信がどこから湧いてくるのやら・・・・。


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